このマークは、目の形をした「黒」の背景に「マゼンタ(あざやかな赤紫)」と「緑」の光が重なりあって「白」になっている像をイメージして います。
これまで、2種類のデジタル情報を同時に掲示する際には、「赤と緑」の組み合わせが使用される慣例になっていました。「赤」と「緑」が重なりあっ た部分は「黄色」で表示されますが、赤緑色盲の人にはこの「黄色」と「緑」を判別することが不能でした。我々は、この「赤と緑」の組み合わせを「マゼンタ と緑」の組み合わせに変更することにより、すべてのタイプの色覚においても分かりやすくなることを紹介してきました。これが我々の「色覚バリアフリー活 動」の切っ掛けです。このマークをシンボルに、今後も「色覚バリアフリー社会」を目指した活動をしてきたいと考えております。
この色覚バリアフリーマークは(株)武者デザインプロジェクトの武 者廣平さんに作っていただきました。武者廣平氏は岡部の高校の先輩でもありますが、工業デザインを始めとしてパッケージデ ザインやコーポレートアイデンティティーデザイン等、これまで様々なデザイン活動を人間を中心に見据えた姿勢で創作してきた方です。現在はユニバーサルデ サインフォーラムの理事や茨城県テクノデザインセンター/チーフデザインアドバイザー等の要職を兼任をなさっています。
表示したこのマークの他にもビジュアルプレゼンテーションの時に使い易いように、背景を黒にしたものや、BARRIER FREEの文字の位置を変更したものなどタイプ別6通りのバリエーションも作成していただきました。
● 非営利団体または個
人の活動の中で、色覚バリアフリーマークの使用を御希望の方は、こちらを御覧
ください。
→ http://www.nig.ac.jp/color/mark.html