色覚バリアフリーマークの使用に関して
色覚バリアフリーマークの使用をご希望の方は、下記の手順で手続きを行ってください。
各マークのgif形式およびpsd形式(Adobe Photoshopのファイル)のファイルは、
このページの最下段からダウンロードすることができます。
担当者:岡部正隆(maokabe@jikei.ac.jp)
<注意>
色覚バリアフリーマークについては、あくまで任意団体が活動の理解啓蒙のために制作したもので、公的な認証を得られるものではありません。また、色覚バリアフリーマーク使用の許可を取得し、表示をしたものに対し我々は何の保証をするものではありません。
色覚バリアフリーマークの著作権は、(株)武者デザインプロジェクトにあります。本啓蒙活動を目的とした非営利の利用に際してのみ、無償で利用することができます。営利活動に用いる場合、もしくはその可能性がある場合には、担当の岡部までご相談ください。
■■ 色覚バリアフリーマークの使用許可と掲示の際の注意事項 ■■
<< 使用許可について >>
色覚バリアフリーマークを使用していただく際には、下記の4点について同意いただき、
(1) 同意への署名
(2) バリアフリーチェックの完了報告
をmaokabe@jikei.ac.jpまで電子メールにてご報告ください(メールの
subject欄には、「バリアフリーマーク」とお書き下さい)。
報告メールの送信を持って、色覚バリアフリーマークの使用を許可いたします。
● 1:色覚バリアフリー(後述の資料1)の趣旨に賛同する。
● 2:バリアフリーマークを使用したい web サイトもしくは印刷物などの各ページが色覚バリアフリーになっていることを、チェックリスト(後述の資料2)に従って確認する。改良できる点があれば、改善を施す。
● 3:色遣いやデザインについて、さらに将来こちらから改善のお願いがあった場合に、対応することをお約束いただく。
● 4: webサイトの場合、色覚バリアフリーマークをクリックすると色覚バリアフリーマークの解説のページへジャンプするように設定する。リンク先は、http://www.nig.ac.jp/color/musha.htmlとする。また印刷物の場合は、どこかに色覚バリアフリーマークの解説として同URLを明記する。
■■ 資料1「色覚バリアフリーの趣旨」 ■■
色の使い分けによる情報伝達は、目の前の複数の情報を素早く見分けて互いに関連しているか異なっているかを、一瞬に判断できる点で極めて有効である。近年、パソコンを用いたカラー印刷技術の発達やインターネットの普及によって、誰でも容易にカラフルな色彩を使った情報伝達ができるようになった。しかし、読者の色覚には大きな個人差が存在する。遺伝的背景の違いや、眼のレンズや視細胞などに障害を与える疾患によって、色覚には大きな個人差が存在するのである。すべての人が色を同じように知覚することができない以上、正確に情報を伝えるための絶対的な表現として任意の色を用いることは困難である。
このため情報を発信する人は、文字や記号、線の形状や柄模様(ハッチング)などの「形態的な差異」を色分けと併用することにより、色なしでも十分に意味が相手に伝わるような「冗長的」なデザインを心がける必要がある。色分けは、明暗や形態の差により白黒でも十分に理解できるデザインをした上で、さらに図を美しく、理解しやすくするためにあくまで「副次的」に利用する。その際にも、色盲の人にも色盲でない人にも見分けやすい色の組み合わせを選ぶことにより、情報伝達の失敗をさらに防ぐことができる。
色覚バリアフリーの目指すところは、決して「色を使わないようにする」というものではなく、「すべての人に理解しやすい上手な色遣いを実践すること」 である。
● 註:より理解を深めるために、「細胞工学」誌連載の「色覚の多様性と色覚バリアフリーなプレゼンテーション(全3回、2002年7月〜9月号)」を熟読されることをお勧めいたします。本連載は以下のサイトで閲覧できます。
→ http://www.nig.ac.jp/color/index.html#saiboukougaku
■■ 資料2「色覚バリアフリーのチェックリスト」 ■■
● A:情報を区別する必要のある掲示において、必ず色以外の情報が併用され冗長的に表現されているか?
● B:Webサイト内ないしは印刷物上において指示を行う場合、「色名」以外の情報を必ず併用して指示を行っているか?
悪い例:赤いボタンをクリックしてください → ×
良い例:丸い赤のボタンをクリックしてください→ ○
(ただしボタンは丸と四角などで形態的に区別されていること)
● C:
・Webサイトの場合 モニターを白黒モードにして閲覧するか、もしくは白黒プリンターで印刷した場合に、カラーモニターの場合と同様に情報の判断が正しくできるか?
・印刷物の場合 白黒コピー機で複写した場合に、カラーページの場合と同様に情報の判断が正しくできるか?
● D:黒い文字や記号と区別させる目的で「濃い赤(例えば #FF0000)」を用いていないか?赤を用いる場合は「明るい赤(例えば#FF3232)」もしくは「朱赤(例えば#FF3200)」を用いるようにする。同様に黒や青などの暗い背景の上に、文字や記号を表すのに「濃い赤」を用いていないか?
● E:「緑と赤」や「明るい緑や黄緑と黄色」を区別させるようになっていないか?
<< 掲示の際の注意事項 >>
● 注意1: 提供するマークは、下記シンボルマークとロゴタイプの組み合わせとし、長方形・正方形・円形の3プロポーションのそれぞれにホワイトベースとブラックベースの計6バリエーションのみとする。
● 注意2: 下記組み合わせ以外の使用(加工も含む)は認めない。ただし、注意5に関してはその限りではない。
● 注意3: アルファベット部分が水平に置かれる向きを基準とし、それ以外の角度を付けたレイアウトは認めない。
● 注意4: 下記ホワイトとブラックベース部分をマーク構成するエリアと規定し、このエリア内に他の要素のオーバーラップは認めない。
● 注意5: ホームページ上のバナーに使用するなど、他の要素と調和を保つ目的でマーク構成するエリア全体を拡大ないし縮小して使用することを許可する。
色覚バリアフリーマーク
■■ 色覚バリアフリーマークのダウンロード ■■
長方形白背景 → gif形式 psd形式(Adobe
Photoshop形式)
正方形白背景 → gif形式 psd形式(Adobe
Photoshop形式)
円形白背景 → gif形式 psd形式(Adobe
Photoshop形式)
長方形黒背景 → gif形式 psd形式(Adobe Photoshop形式)
正方形黒背景 → gif形式 psd形式(Adobe Photoshop形式)
円形黒背景 → gif形式 psd形式(Adobe Photoshop形式)