色覚バリアフリー社会を目指して!
 色覚バリアフリーマーク

 いろいろな色覚の人が集い協力して、
色覚バリアフリーな色の組み合わせを検討中!

同時に異なる色を用いて情報を区別する場合、
4、5色を区別するのが人間の視覚の限界と言われています。

 様々な色覚を有する人々が区別可能な色の組み合わせを、4、5色選ぶのは困難ではありません。しかし10種類以上捜すとなると、実際にいろいろな色覚の人々が集い、その眼で確かめながら色を検討しなければなりません。
 写真は武者デザインプロジェクトに集った2人の色盲でない人、2人の強度第1色盲の人、2人の強度第2色盲の人が一台のコンピュータモニターを使って色の組み合わせや色調を検討しているところです。

 ここではもはや赤緑色盲はマイナーではなく3分の2を占めることになります(笑)。このような検討会では、色盲の人には区別できるが色盲でない人には区別できない色の組み合わせもしばしば登場し、赤緑色盲は色を見分ける能力が足りないというよりも、むしろ色覚の1タイプであることを実感します。

武者デザインプロジェクトでの検討会

写真1 写真2 写真3

パソコンのモニターの色調は機種が同じであってもデバイスごとに微妙に異なっています。 ですから多様な色覚の人が同じ条件で色を検討することは重要です。
また、モニター上で検討した RGBの光源色も、CMYKのインクで印刷するカラープリンターで 出力すると、大きく色調が異なってしまうことが多いので、モニター上だけではなく印刷したものも検討する必要があります。

詳しくは、細胞工学連載「色覚の多様性と色覚バリアフリーなプレゼンテーション」の第2回、第3回を御覧ください。
→ http://www.nig.ac.jp/color/index.html#saiboukougaku


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